花の見頃が終わった胡蝶蘭。
もともと、私は花よりグリーン派🌿 整ったものより自然なものが好きなため、これまで、胡蝶蘭を買い求めることはなかった。
でも、このまま手をかけなければ枯れてしまう。植物に罪はない。
それならば💡と、胡蝶蘭の概念をなくして、自分好みに仕立ててみることに♪
でも、どう仕立てる? まず、胡蝶蘭の生態を調べてみた。
胡蝶蘭は、原生地では木に着生して育つ。
ふと、蘭ではないけど「コウモリラン」のように育てられるのではないか?と思った。
「コウモリラン」の仕立て方と言えば、ハンギングや流木への植え付け。
流木への植え付けは経験がなく、私にとってはハードルが高い。よって、ハンギングで仕立てることに。
ワイヤーで吊るすだけのワイルドなハンギングもあったが、根が剥き出しで乾きやすいため、毎日こまめな霧吹きと定期的な水やりが必要。
そこまで手をかけられないため、バスケットと水苔を使うことにした。
用意するもの
・剪定鋏
・水苔(100円ショップで購入)
・バスケット(100円ショップで購入)
・麻ひもなど(100円ショップで購入)
花芽を切る
まずは、剪定鋏を火で炙って消毒。胡蝶蘭は、細菌に弱い。
そして、花芽は根本からcut✂
すぐに花を楽しみたいなら、根本から3〜4節目で切る方が良いらしい。
けど、花を咲かせるのはもの凄いエネルギーが必要。
株を早く回復させて長く育てたいため、根本から切る。
胡蝶蘭の株を取り出す
次に、花芽を支えていた支柱と、化粧鉢の中の緩衝材を取り外す。
株ごとのプラ鉢を化粧鉢から出し、プラ鉢から丁寧に株を取り出す。
プラ鉢の中で根がパンパンになっていることも多く、鋏で切れるプラ鉢であれば、切った方が根にダメージは少ない。
黒く腐っている根は切り落とす。
仕立てる
仕立て方は簡単♪
バスケットに胡蝶蘭の株を入れて、隙間は水に戻した水苔を埋め、あとはハンギングにするため好みのひもをバスケットに通すだけ。
日々の管理
①毎日の葉水
霧吹きで毎日葉水をあげる。
②水やり
水やりは週に1度程度。
水場に持って行って、バスケットごと水をかけてOK。
細菌が入らないようにするために、水場にそのまま置くのではなく、一応手で持っている。
プラ鉢に入っている時は根腐れを起こしやすいため、10日に1度ほどでOKだけど、バスケットで且つハンギングだから乾きやすい。
1ヶ月後
これまで興味のなかった胡蝶蘭。
葉っぱの赤ちゃんを見たら、やっぱり可愛い💕
他の2株も変わらず元気に育っている。
3ヶ月後
3株中2株は、新葉が大きくなってきた♪支柱を立ててないからか、葉の育ち方がワイルド。
1株は、枯れもしなければ、新葉もつかない。
もともと温暖湿潤な気候に自生している胡蝶蘭。
寒くて乾燥する日本の冬を越せるだろうか。
8ヶ月後
このページの存在を忘れており、早8ヶ月経過。
3株とも元気に育っている。
1番元気な株は、なんと、花芽がついた!日に日に伸びていく。
葉っぱも順調に増やしている。新しい2枚がハンギング後に大きくなった葉。
仕立て直された葉と違って、うねっている。
この株は、根っこも1番元気。バスケットの編み目から出てきた。
この程度なら可愛いけど、いっぱい出てきたら、ちょっと不気味かも…💦
2番目に元気な株は、花芽がない。出てきそうな気配もない。
葉っぱは順調に増えていて、ハンギングしてから2枚葉が増えた。
3番目の株は、葉が1番少ない。冬に葉っぱが黄色くなってしまい、切り落とした。左右のバランスも悪い。
それでも、やっと新しい葉っぱが出てきた。ハンギングして、初めての葉。
8ヶ月経ったけど、つくづく植物は強いなって思う。
9ヶ月後
花芽をつけた株は、変わらず元気。花芽が伸び、先の方に蕾もついてきた✨
そして、根も変わらず元気。バスケットの下からも根が出てきている。
残りの2株は花芽もつけておらず、根も出てきていない。葉は元気だけど、バスケットにカビが生えていた。麻紐で作られたバスケットだったのになと思いつつ、蘭は根腐れしやすく、早急にバスケットを変えることに。
前回買い求めたダイソーで探したが、同じものも代替になるものも見つからず、せっかくだから手作りすることに。
セリアで購入した綿100%の紐で作成。
もともとかぎ針は得意で、プラントハンガーもかぎ針で作っている。
2つ完成♪あと1つは、花が終わったら変える予定。
今回は水苔は入れず、根がむき出しのままバスケットに入っている。バスケットそのものに湿気が貯まるし、根腐れ注意の胡蝶蘭には不要と判断。
この2つも花芽がつきますように✨
10ヶ月後
今週に入って1つ花が咲き、次の日にまた1つ・・と次々に咲いた。
開いたのは全部で4つ。蕾はあともう1つ膨らんでいる。
新規オープンのお店でよく目にするのと違って、花が整列していない。みんなバラバラな方向を向いて咲いている。
こちらの方が、自然美として美しいと思うのは私だけだろうか‥いわゆる親バカみたいなものなんだろうけど、とにかく嬉しい😊
花が咲いたところで締めくくりたく、この検証は成功ということで終了。