好みのアロマを使い、好みのテクスチャーで作れる手作りクリーム。
最初に材料を揃えるのに少しお金はかかるが、直径約6cmの瓶1つ分作るのにかかるのは、実質500円くらいだろうか。
ハンドクリーム、ヘアワックスはもちろん、フェイスクリームとしても使用できる。
手作りクリームとSDGs
実践できるSDGs
12.つくる責任 つかう責任
(理由)
①市販のものを都度購入するよりも、包装箱や容器のゴミを減らすことができる。
②フェイスクリームだけでなく、ハンドクリームやヘアワックスにも使用できるため、諸々のゴミを減らすことができる。
③適量を作ることができ、余剰分ができにくい。
④好みのものを作ることができるため、合わずに廃棄するリスクを抑えることができる。
手作りクリームの実生活でのメリット
①コストがかからない。最初に材料を準備するのに費用はかかるが、下記材料であれば、容器一つ作るのに実質500円もかからない。ガラス容器であれば、繰り返し使用可能。
②私がキャリアオイルで使用する米油は、食用のもの。食せるものであれば肌に塗っても問題ないだろうと、食用の米油を使用。我が家では、国産の米油をサラダ油の代わりに使用している。
実際、この材料で作ったコスメを使って4年ほど経つが、異常はなく、むしろ効果は高いと感じている。
食用の油としてはサラダ油よりも割高だが、化粧品の金額と考えると格安。クリームを手作りし、常用油としても利用して、“体の外と中からキレイに”を目指そう✨
③完成時のテクスチャーが好みでなければ、再度湯煎で溶かして調整することができる。(アロマオイルを何度も熱にかけるのは望ましくはない)
④フェイスクリームだけでなく、ハンドクリームやヘアワックスにも使用できるため、化粧台周りが片付く。
用意するもの
・耐熱の容器
・シアバター:割合2
・蜜蝋:割合1
・米油(好みのキャリアオイルで可):割合2
※オイル感強めのテクスチャーで作りたいなら、米油などのキャリアオイル多めに。
・ひまし油(好みのキャリアオイルで可):割合1
※粘度が強いため、少ない割合にしている。他のオイルであれば、割合2でも良いと思われる。
・好みのアロマオイル
それぞれの効果
①シアバター
シアバターは、サバンナに育つシアバターノキの種子から採れる植物性脂肪。ステアリン酸とオレイン酸が主成分。
現地では、女性や赤ちゃんの肌を守るクリームとして全身に使われている他、傷跡や火傷の手入れ、かゆみ止めなど万能薬として使用されている。
②蜜蝋
蜜蝋は、ミツバチの巣の材料になるもの。
保湿効果が高く、肌を柔らかくする効果がある。他にも抗菌作用により、ニキビの原因となるアクネ菌の繁殖を防ぐ。
③米油
米油は、細胞の健康維持を助けるビタミンEが豊富に含まれており、シミ・シワを防ぐなどアンチエイジングが期待できる。さらに、メラニンの生成を抑え、紫外線の吸収を抑える効果もあり。
④ひまし油
ひまし油は、トウゴマという植物の種子から作られる油。飲用することで下剤の効果があるとして、ドラックストアで販売されている。
エドガーケネシー療法で使用されるオイルとしても知られている。あらゆる病気や不調の改善には腸内洗浄が有効であるとし、ひまし油を浸した湿布を腹部に貼って治療するものである。
肌への効果としてはイボ・シミ・そばかす取りがあると言われているが、構成成分の何が作用しているのかは判明していない。それでもデトックス効果があるとして、注目されているオイルである。
⑤好みのアロマオイル
・ラベンダー、ゼラニウム、フランキンセンス、イランイランなど
作り方
①瓶に、シアバター・蜜蝋・米油・ひまし油を入れる。
②小さい鍋に瓶が半分つかる程度の水を入れ、沸かす。沸騰したら火を弱火にし、①が溶けるのを待つ。
③完全に溶けたら、火を消す。荒熱が取れたら瓶を鍋から出し、好みのアロマオイルを入れて楊枝などでかき混ぜ、冷めて完全に固まれば完成。